招待状の差出人名義は重要?
招待状の差出人名義は誰にすればいいの?
招待状を誰の名前で出すのか?
昔と今では、随分と考え方も変わり「結婚式は家と家との結びつき」という考え方は少なくなってきているように感じます。
従来は、お互いの両親を差出人とする事が常識とされていましたが、年々ご両親名義で出される方は少なくなっていることを当店でも実際に体感しています。
媒酌人(仲人)を立てる結婚式も、ほんの一握りとなっており、家柄や地域性で、未だにその風習が根付いているところもありますが、それらも数少なくなってきました。
昨今では、「披露宴の主催者=差出人」として、両親からの資金援助がある、なしに関わらず、新郎新婦がゲストを招待する=差出人も新郎新婦の名前で出されるケースが増えてきました。
理由としては、核家族化や、挙式スタイルの多様化、結納等昔ながらの風習のカジュアル化、が影響しているのでは無いかと考えられます。
また、授かり婚などが増え、先に入籍をし、既に新生活を始めてからの結婚式といったケースは、近年珍しくありません。
ただ、多様化しているからといって、自由に2人で進めて良い、というわけではありません。
やはり、それぞれの両親、親族には様々な了解を得たうえで準備を進めることが大切です。
まだまだ昔ながらの考え方や風習がある地域もありますし、後々トラブルにならない為にも、面倒ではありますが、招待状の差出人については確認をしておきましょう。
両親名義で出す場合
昔ながらのごく一般的なケースです。
以下は、最近よくあるお悩みから。
「既に入籍済みで、新生活を始めているので、私の両親は、2人の名前で出せばいいと言ってくれてるけど、彼の両親が、招待状は親名義で出しなさい、と言ってる。どうしよう?」
難しい問題ですよね?
正直、後々のトラブルを避けるのであれば、両親名義で出しておくのが無難です。
お相手のご両親にもご親族との関係性に何かと事情があったりする場合があるのです。
現代では、新婦入籍済み表記の差出人名義なんて普通のことですが、まだまだそれが受け入れられない、順序を重んじるご年配の方もいらっしゃるということをお忘れなく。
親と子の連名にするケース
主催者が新郎新婦でも、ゲストの顔ぶれによっては、親と子の連名にした方が納まりの良い場合があります。
例えば親族中心だったり、職場関係者を多く招くようなケースです。
その際は、差出人を新郎新婦にして、本文中に両家の親からのあいさつ文と名前を表記する両親とお二人の連名文という形にするのが一般的です。
相手によっては両パターン用意してもOK
友人に向けた招待状は新郎新婦の名前、親族や親の関係者などには親の名前というように、差出人を分けても構わないでしょう。
もちろん差出人の名前に応じて、本文の内容も変える必要があります。
そのような形を印刷込みで業者に依頼する場合、別途料金が加算される場合が多いので、必ずご注文前に確認した方が良いでしょう。
当店の場合は、差し替え部数が30部を超えている場合は無料となりますが、30部以下の場合、800円の差し替え手数料が必要となりますのでご注意ください。
入籍済み表記で出す場合
冒頭で書きましたが、最近は、入籍してから結婚式を行うケースが増えてきました。
既に新居をかまえ、ふたりで新生活をスタートしてからの結婚式ということもあり、招待するゲストも周知の上といった場合です。
増えてきたとはいえ、順序を重んじるご年配の方への配慮として、必ず事前に、入籍して新生活をスタートさせている旨の報告をしてから招待状を出すようにしましょう。
おふたりの結婚式ですが、結婚後の生活というのは、意外と両親、親族や周囲の方との関係無くして生活するのは難しいものです。
結婚生活をより良いものにする為にも、周囲の方たちへの気遣いと思いやりを忘れずに進めていけたら素敵ですよね。